きらめき館では、月に1回、スタッフ全員が集まって全体会議を行います。その中で、様々なテーマで研修をするのですが、今月は当館の看護師が講師となり、感染症予防の研修・訓練・BCPを行いました。座学研修(18時45分~19時)では、ノロウイルスとインフルエンザ、コロナウイルスの主な症状、感染経路、施設での対応方法等を学びました。その後、実地訓練(19時~19時25分)にて、ノロウイルスの正しい対応方法を複数の職員が実践して学びました。具体的には、次亜塩素酸ナトリウムの希釈液の作り方、嘔吐物の処理方法、エプロン・マスク・手袋等の付け方と外し方、換気・消毒、嘔吐が発生した直後における職員間の連絡~換気~利用者誘導~嘔吐物処理等の基本的な手順です。
下は、嘔吐物処理を職員が実践している写真です。ノロウイルス感染者の嘔吐物には、大量のウイルスが含まれています。直ぐに、うつります。そのため、嘔吐物は、正しい手順で、迅速に、確実に処理しなければなりません。
下は、エプロン・マスク・手袋等の付け方と外し方を職員が実践し、それらを袋に入れて密封した後の写真です。ノロウイルスは感染力がとても強く、空気中でも長時間に亘って生存します。正しいやり方で付け外しを行い、しっかり袋を密閉しなければなりません。また、換気・消毒は必須です。
各種感染症が流行する時期に差し掛かっています。当館でも、ノロウイルス感染が過去に2回、新型コロナが1回、流行したことがあります。とても苦い経験ですし、職員がとても大変な思いをしました。世の中、「絶対」とか「確実」ということにはなりませんが、思いつく限りの対策を講じ、「絶対」に「確実」に感染症を流行させない気持ちで、この冬を乗り切っていきたいと思います。