生け花体験をしました。
花を眺め、匂いを嗅ぎ、皆さんに季節を感じていただけたらと思っています。
花の香りは、副交感神経を活性化し、脳の前頭前野をリラックスさせる効果があるようです。
他にもバランスを考えながら花を生けることで、意思決定等の思考力の維持や茎の剪定作業で手指の運動にもなります。
まず、生けていただく花を紹介しました。
「金魚草、麦の穂、カキツバタ」と花の種類に詳しい女性ご利用者が、張りのある声で、職員に対し、花の名前を教えてくださいました。
「金魚草は黄なんもいいけど、赤が一番目立つで。」と好みを話されました。
1テーブルに1花瓶生けてもらいました。グループ毎に、皆さんで話し合いながら、花を生け作品を作っていきました。
紅葉の若葉は、主材(線を作る)にむいているから、ここに生けよう。
カキツバタが、配材(メインの花)にして季節が出るようにみえるな。
金魚草もここに生けてみようか。
力の弱いご利用者は、職員と一緒に剣山に生けていただきました。
職員が支えることで、力のないご利用者にも参加していたけるよう工夫しました。
1人1本ずつ、花を順番に生けていきました。
生けていくうちに、経験のあるご利用者から全体のバランスを整える声がかかりました。
意見は人それぞれでしたが、話し合うことでしっかりまとまりました。
良い作品が完成しました。
できた作品をテーブルの真ん中に置き、皆様に鑑賞していただきました。
「いつ見ても花はええなぁ~。」
「金魚草が目立たないけど、いい作品が出来て楽しかった。」
「また、生けたい。」と、好評でした。
玄関に飾り、来客の方々にもお披露目をしました。